紅茶は茶葉を発酵させて乾燥させたもので、緑茶やウーロン茶とはまた違った味わいのある飲み物ですよね。
紅茶にはカフェインやカテキンなどの栄養が含まれており、さまざまな健康効果があります。
今回はそんな紅茶を飲むメリットと簡単アレンジレシピを紹介していきます!

紅茶の種類と特徴

紅茶にはさまざまな種類があります。それぞれの紅茶には異なる風味と特徴があり、適した飲み方があります。今回は代表的な紅茶の種類とその特徴をご紹介していきます。

アッサム紅茶

原産地: インドのアッサム地方
特徴: 濃厚でマルチな風味、麦やモルトのような味わいが特徴的
適した飲み方: ミルクティーやアイスティーに最適

ダージリン紅茶

原産地: インドのダージリン地方
特徴: 爽やかでフローラルな香り、フルーティーで軽やかな味わい
適した飲み方: プレーンで楽しむことが多く、アフタヌーンティーやモーニングティーにおすすめ

セイロン紅茶

原産地: スリランカ(旧称:セイロン)
特徴: スッキリとした風味、明るいアロマと柑橘系の味わいが特徴
適した飲み方: ミルクティーやアイスティーに適しているが、プレーンでもおすすめ

キーマン紅茶

原産地: 中国
特徴: 芳醇な香りと甘み、滑らかな口当たりが特徴的
適した飲み方: プレーンで楽しむことが多く、一杯ずつゆっくりと味わうのがおすすめ

ダージリンオレンジペコー

原産地: インドのダージリン地方
特徴: 爽やかでフルーティーな風味、明るく芳醇な味わいが魅力
適した飲み方: プレーンで楽しむことが多く、アフタヌーンティーやモーニングティーにおすすめ

各種類の紅茶には独自の風味と特徴があります。ストレートで飲んでみたり、レモンやミルクを加えてみたり、アイスティーやホットティーにするなど、様々なバリエーションで紅茶を楽しむことができます。ぜひ、自分に合った紅茶を探してみてください。

紅茶に含まれる栄養

紅茶はさまざまな栄養素を含んでおり、健康に様々な効果をもたらします。以下に代表的な成分とその健康への影響をご説明いたします。

カテキン

紅茶には特にカテキンと呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれています。カテキンは抗菌作用や抗ウイルス作用があり、免疫力の向上や感染症予防に効果があるとされています。また、カテキンには血糖値のコントロールや脂質代謝の改善にも関与するという研究結果もあります。

フラボノイド

紅茶にはフラボノイドと呼ばれる抗酸化物質が含まれています。フラボノイドは血管の健康を促進し、動脈硬化や心臓疾患のリスクを低下させるとされています。また、フラボノイドには抗炎症作用抗アレルギー作用もあるとされています。

カフェイン

紅茶にはカフェインも含まれています。適量のカフェイン摂取は覚醒効果や注意力の向上に役立ちます。また、カフェインは脳の活性化や脂肪燃焼促進の効果もありますが、摂りすぎには注意しましょう。

テアニン

紅茶にはテアニンといわれるアミノ酸の1種が含まれています。リラックスや集中力の向上、ストレス緩和、質の高い睡眠などに効果があります。脳内の神経伝達物質のバランスを整えることで、リラックス効果や注意力の安定を促し、ストレスの軽減にも役立ちます。

紅茶の健康効果

紅茶を飲むことで得られる健康効果は以下のようなものがあります。

抗酸化作用

紅茶に含まれるポリフェノールやカテキンといった抗酸化物質は、体内の活性酸素を除去し、細胞や組織を酸化から保護します。これにより、老化や慢性疾患のリスクを低減するとされています。

血圧の上昇を抑える

紅茶に含まれるカテキンとテアニンには血管を拡張させる効果があります。これにより、血管内の血液の流れがスムーズになり、血圧の上昇を抑える効果が期待されます。特に高血圧の人にとって、血圧の正常化に役立つとされています。

血糖値の上昇を抑える

紅茶に含まれるポリフェノールには糖類の消化に関与する消化酵素の働きを阻害し、糖の吸収スピードが穏やかになることで血糖値の急上昇を抑えます。

コレステロールの改善

紅茶には抗酸化物質が豊富に含まれており、酸化LDLコレステロールの生成を抑制する効果があります。これにより、血液中のコレステロールの酸化を抑え、動脈硬化の進行を防ぐ効果が期待されます。

動脈硬化の予防

紅茶に含まれるポリフェノールやカテキンなどの成分は、動脈内の血管壁を強化し、血管の柔軟性を保つ効果があります。これにより、動脈硬化の進行を防ぎ、心血管疾患のリスクを低下させるとされています。

炎症の軽減

紅茶に含まれるポリフェノールやカテキンは、炎症の原因となる活性酸素を除去し、炎症反応を軽減する効果があります。これにより、関節炎や炎症性腸疾患などの炎症性疾患の症状を和らげる可能性があります。

免疫システムのサポート

紅茶に含まれる成分が免疫システムをサポートし、感染症や病気に対する防御機能を向上させる効果があります。特にカテキンは抗菌作用や抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に役立つとされています。

リラックス効果

紅茶を飲むことで、心身がリラックスした状態になると言われています。特に紅茶に含まれるテアニンやカフェインの組み合わせが、脳内の神経伝達物質のバランスを調整し、リラックス効果をもたらします。心地よい香りや温かさも、ストレスを軽減し心を落ち着かせる助けとなります。

紅茶の注意事項

紅茶にはカフェインが含まれるため飲みすぎは注意したほうがよさそうです。では、紅茶は1日どれくらい飲んでいいのか詳しく見ていきましょう。

紅茶に含まれるカフェインの量

紅茶100mlあたりに含まれるカフェイン量は以下の通りになります。

カフェイン量(mg)
紅茶30
コーヒー60
煎茶20
ウーロン茶20
エナジードリンク32~300
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

1日の摂取量

1日あたりの適切なカフェイン量は成人であれば400mg程度(妊婦であれば200~300mg、授乳中であれば200mg)といわれています。そのため、紅茶だけを飲む場合、多くとも8杯(1杯150ml)となります。

なお、カフェインの効果の持続時間が4~8時間といわれているので、質のいい睡眠を取りたい方は夕方以降は飲まないほうがいいでしょう。

紅茶のアレンジレシピ

普段飲んでいる紅茶にアレンジをくわえてみませんか?

さっぱり!ベリーアイスティー

【材料:1杯分】

  • ティーバック 2個
  • お湯 150㏄
  • 冷凍ベリー 30g
  • 氷 適量
  • ガムシロップ(又ははちみつ) お好みで

【調理手順】

  1. ティーバックをいれた容器にお湯を注ぎ、濃い紅茶を作る
  2. 冷凍ベリー、氷を加え、冷たくなるまでかき混ぜる
  3. お好みでガムシロップを加えたら完成!

夏にピッタリ!ティーソーダ

【材料:1本分】

  • ティーバック 1個
  • 炭酸水 500ml(1本)
  • ガムシロップ お好みで

【調理手順】

  1. ペットボトルの炭酸水にティーバックをいれて数時間冷蔵庫で放置する
  2. 色が濃くなってきたら、グラスに注ぎお好みでガムシロップを加えて完成!

簡単!チャイティー

【材料:1杯分】

  • ティーバック 1個
  • お湯 100㏄
  • 牛乳 150㏄
  • はちみつ 小さじ1~
  • シナモン 適量
  • ナツメグ 適量

【調理手順】

  1. 牛乳は電子レンジで温める
  2. ティーバッグにお湯を注ぎ、濃い紅茶を作る
  3. そこにはちみつ、シナモン、ナツメグを加えてよく混ぜる
  4. 温めた牛乳を注いで完成!

まとめ

紅茶にはたくさんのうれしい効果があるのがわかりましたね。

ぜひ普段飲んでいるものを一部変えてみてはいかがでしょうか?カフェインが気になる方はカフェインレスなどでもおいしいものが豊富にあるのでおすすめです。

紅茶はアレンジ次第で飲み方が無数に存在するので、お気に入りを見つけてみてもいいかもしれません。ぜひお試しください!

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