よーし、夜ごはんに野菜炒めを作るぞ~(油ドボドボ)
こらこら、そんなに油を入れたら脂質を摂りすぎるぞい
校長先生
油大さじ何杯分?(問題⑬-2:問題)
ある日、ふとし君は夜ごはんのおかずに肉野菜炒めを作ることにしました。
ふとし君が1日に摂って良い脂質は540kcalまでです。これは油大さじ何杯分に相当するでしょうか。
※ヒント:
脂質1gは9kcal
大さじ1杯の油は12g
大さじに換算すると意外と…(問題⑬-2:答え)
油大さじ5杯に相当する
計算例
脂質は1gあたり9kcalなので、540kcal分の脂質の重さは
540(kcal)÷9(kcal/g)=60g
大さじ1杯の油は12gだから
60g÷12(g/杯)=5(杯)
料理にどれだけ油が使われているか知ろう(問題⑬-2:解説)
ダイエットのために1日の目標カロリーを1,800kcalにしているふとし君の場合、1日の脂質の目標量(上限)は540kcalです。これを油で換算すると大さじ5杯分に相当します。仮に3食で均等に分けるとすれば、1食あたり1.7杯ほどになります。
「大さじ1.7杯」と言われると、「意外と多い」と思う人もいるかもしれません。しかし、野菜炒めを作るとして、たっぷりとフライパンに油を敷けば大さじ1杯分の油はすぐに使ってしまいます。
そこに脂肪の多い豚ばら肉や皮がついた鶏肉を入れたら、摂取する脂質はあっという間に「大さじ1.7杯分」の目安を超えてしまうでしょう。
今まで油の量を気にしてこなかった人は、週に1度でも良いので自炊をしてみると、料理にどれだけ油が使われているか分かります。
ここで使う「サラダ油などの料理に使う油」以外にも「ばら肉などの素材の脂」も摂取することになるので、自炊をするときはそれも加味して使う油の量を調整できるようになると良いですね。
例えば、焦げ付きにくいフライパンを使って、油は小さじ1杯(=大さじ1/3杯)だけ敷くとか、脂の少ない肉を使うとかの工夫ができます。
お惣菜やお弁当を買うときは、成分表示を見て1食あたりの脂質の摂取量を確認しましょう。ふとし君の場合は1日60gが目安なので、20gを超えないように選ぶといいですね。
野菜炒めは脂っこいほうが美味しいのに……
それならせめて食べる量を減らすのじゃ。味付けは油に頼り過ぎず、香味野菜やスパイスなどをうまく使おう。蒸し野菜にして素材の味を楽しむのもいいぞ
校長先生