「二日酔い対策に寝る向きは関係あるの?」
「二日酔いがつらい朝に、症状を軽くする方法を知りたい」
などと、お悩みの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

お酒を飲んだ後はアルコールがまわっているだけでなく、満腹で動くのがつらいケースもあります。コロナ禍での各種制限がなくなり、飲酒を含めた会食の機会が多くなっている現在、少しでも楽な体制で二日酔いを予防する方法を知りたいと思われる方が増えている状況です。

そこで本記事では二日酔い防止方法をお探しの方向けに、寝る向きが予防と関わりあるのかや、つらい症状を軽くする方法を紹介します。
二日酔いになってしまった日でも、快適に過ごせる方法が分かる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

この記事でわかること
・二日酔いを防ぐための寝る向きは左右どちらも有効だけど、効果が違う
・「こまめな水分補給」「飲み食いのバランス」「ゆっくり飲む」「アルコールや食べ物を消化させてから寝る」

二日酔いを防ぐための寝る向きは左右どちらも有効

アルコールを摂取した後の寝る体勢を横向きにすると、左右のどちらが下になる場合でも、二日酔い予防の効果が期待できます。

以下ではそれぞれの寝る向きで、二日酔いに対してどのような効果が得られるか説明します。

右側を下にして寝る場合の効果

飲み会でお酒を飲み過ぎてしまったときに、右側が下になるようにして5分以上横になると、摂取したものが消化されやすいと言われています。これは右側が下になると、胃の出口が下を向いて腸に流れやすくなる効果が期待できるためです。

またお酒の席ではアルコールだけでなく、食べ物を食べ過ぎてしまう傾向もあります。食べ過ぎてしまった場合でも右側を下にして横になることで、胃もたれを防ぐ効果も期待できるでしょう。

二日酔いで翌朝が心配な場合は、右側が下になるように横になり、消化を促進する方法がおすすめです。

左側を下にして寝る場合の効果

アルコールを摂取し過ぎてしまった場合に、左側が下になるように横向きになると二日酔いによる症状の1つである「吐き気」を予防できます。
吐き気の原因は、食道への胃酸逆流です。お酒がまわっている際は、食道と胃の間が緩み胃酸が逆流しやすくなります。

左側を下にして横になれば、胃液が食道よりも低い位置に溜まって、逆流を抑えられると言われています。吐き気が特につらい場合は、左側を下にして横になる方法で対策しましょう。

仰向けやうつ伏せで寝るのはNG

飲み過ぎてしまった場合に、仰向けやうつ伏せで横になるのは二日酔い対策としておすすめできません。仰向けやうつ伏せがおすすめできない理由は、以下のとおりです。

  • 仰向け:消化されたものが腸に流れず、胃に溜まったままになる
  • うつ伏せ:胃が圧迫されて、胃液や固形物が食道に逆流する可能性がある

「消化が進まない」「胃から食道への逆流」はともに、二日酔いの症状を引き起こす原因になります。普段から寝る向きが決まっていると、急に違う体勢で横になるのは違和感があるかもしれません。

無理せずに体勢を保てる間は、横向きになって寝るだけでも二日酔い予防になるでしょう。

二日酔いとは?症状と原因を解説

アルコールを摂取しすぎると二日酔いになる原因は、明確に解明されていません。
以下では一般的に言われている二日酔いの原因と、どのような症状なのか解説します。

二日酔いの原因

一般的に二日酔いの原因と言われているのは、以下の2つです。

  1. 逆流性食道炎による食道への胃液逆流
  2. アルコールのアセトアルデヒドへの変化

口から摂取したアルコールや食べ物は、食道を通って胃に運ばれます。胃液や摂取したものが逆流しないよう、食道と胃の間は細い状態です。

しかしアルコールを摂取すると、食道と胃の間が緩み胃液逆流の可能性があります。二日酔いの原因の1つは、胃液の逆流です。またアルコールが肝臓で分解されると、アセトアルデヒドという成分に変わります。このアセトアルデヒドが神経細胞に影響し、頭痛などの症状を引き起こします。

二日酔いの症状

主な二日酔いの症状は、以下のとおりです。

  • 頭痛
  • 胃痛
  • 吐き気
  • 脱水症状
  • 倦怠感

ひどい二日酔いの場合には、頭痛と脱水症状、吐き気と倦怠感など複数の症状が同時に発生しかねません。お水以外の水分も組み合わせて摂取し、可能なら安静にしましょう。

仕事があるのに二日酔いがつらいときは、市販薬の服用もおすすめです。

アルコール摂取前の二日酔い対策

飲酒を始める前にできる二日酔い対策は、以下の4つです。

  1. 前日にしっかり睡眠時間をとる
  2. 空腹の状態で飲酒しない
  3. 栄養ドリンクを飲む
  4. 体調が悪い場合は飲酒を控える

どのような対策なのか、それぞれについて詳しく説明します。

前日にしっかり睡眠時間をとる

事前に飲み会があると分かっている場合、前日の夜に6~7時間程度の睡眠時間を確保するようにしましょう。睡眠不足だったり疲労が溜まっていたりすると、酔いがまわりやすいためです。急な飲み会で前日の睡眠時間が少ないときは、飲酒量を控えめにするなど対策が必要です。

翌朝につらい思いをしたくない場合は、しっかり睡眠時間をとって疲労をなくし、万全の体調に整えれば二日酔いを予防できます。

空腹の状態で飲酒しない

空腹の状態でお酒を飲むと、胃の粘膜が直接アルコールを吸収して酔いやすくなります。このため、先に食品を摂取しておけば二日酔いを予防できます。

脂質を含んだ牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は、胃の粘膜を覆って保護するため酔いをまわりにくくする効果が期待できるでしょう。またお米や麺類など炭水化物で軽く食事を済ませておくのも、胃や肝臓など消化器官への負担軽減が期待でき、二日酔い対策になります。

栄養ドリンクを飲む

事前に栄養ドリンクを飲むのも、二日酔い対策の1つです。飲酒を始める前に飲む栄養ドリンクには、ウコンが含まれるタイプを選びましょう。ウコンの主成分である「クルクミン」が、胃で食物分解の働きをする「胆汁」の分泌を促進し、アセトアルデヒドを分解させます。

アルコールを摂取するときには栄養ドリンクの効果が発揮されているように、飲み会の30分前には飲み終わるのがベストです。

体調が悪い場合は飲酒を控える

体調が良くないと感じているときは、飲酒を避けるのも二日酔い対策として有効です。調子が悪いとアルコールの分解能力が低下するため、お酒を飲まないことが1番の二日酔い予防になります。

薬を服用しているとアルコールのまわりが早くなるだけでなく、副作用で二日酔いとは関係ない体調不良を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

アルコール摂取中の二日酔い対策

飲み会の最中でも、以下に挙げる4つの二日酔い対策ができます。

  1. ゆっくり味わいながら飲む
  2. 食事も一緒に楽しむ
  3. こまめに水分補給する
  4. 終了時間を決めて早めに切り上げる

どのように対策するのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

ゆっくり味わいながら飲む

お酒を飲むときはゆっくりと味わうように意識すると、自然にアルコールを摂取するスピードが遅くなり、二日酔いしにくくなります。飲むスピードが早いと摂取するアルコール量が増えて、体内での分解や消化が間に合わず二日酔いの症状を引き起こしかねません。

アルコールの種類で体質に合う合わないがあるため、自身がじっくりと味を楽しめるお酒が何かを事前に調べておきましょう。なるべくゆっくり飲めるお酒を選べば、二日酔いを回避できます。

食事も一緒に楽しむ

アルコールを摂取する時は、一緒に食事を楽しむようにしましょう。固形物が胃に入っていれば、アルコールの吸収スピードを緩められるため、酔いがまわりにくくなります。飲酒中はあまり食事をしない場合でも、タンパク質や脂質、ビタミン類を含む二日酔いになりにくい食品を軽くつまむのがおすすめです。

できるだけアルコールのみ摂取する時間を少なくすれば、二日酔いの予防になります。

こまめに水分を補給する

飲酒中の水分補給は、二日酔い対策としてとても重要です。アルコールには利尿作用があるため、排泄によって体内の水分がなくなります。さらにアルコールの分解に水分を必要とするため、ノンアルコールの飲み物を飲まないと体内から大量の水分が一気に消費されます。このため、水分がなくなるとアルコールの分解が進みません。

なるべくお酒と同量のお水を交互に飲むようにすれば、つらい症状を予防できます。

終了時間を決めて早めに切り上げる

飲み会の終了時間が分かっている場合は、帰宅にかかる時間や就寝までの時間を逆算してアルコールの摂取を早めに切り上げることも二日酔い対策として有効です。摂取したアルコールが消化・分解しきれず体内に残ることが翌日につらい原因のため、消化を進めてから就寝すれば翌朝のつらい症状を緩和できます。

就寝する4時間前には、飲酒を切り上げるのが理想です。途中で飲酒をやめるのが難しい場合は、飲むペースを落として調整しましょう。

帰宅後の二日酔い対策

飲み会の前や最中に二日酔い予防ができなかった場合の、帰宅後にできる対策は以下の4つです。

  1. すぐに寝ない
  2. 寝る前に水分を補給する
  3. 入浴は控える
  4. 二日酔い対策のサプリメントや胃薬を飲む

どのようにすれば二日酔いを予防できるのか、詳しく説明します。

すぐに寝ない

睡眠中は内臓の働きが止まり消化が進まないため、最後にアルコールを摂取してから最低でも3時間程度は寝ずに起きていることが望ましいです。お酒を飲んだ後は気持ちよくなって、そのまま横になりたくなりますが、可能であればすぐに寝ないようにしましょう。

ある程度消化が進むまで起きていることも、二日酔いを予防する方法の1つになります。

寝る前に水分を補給する

飲み会の最中にあまり水分を取れなかった場合は特に、しっかりとした水分補給が必要です。アルコールを分解する際に体内の水分がたくさん消費され、さらにアルコールには利尿作用があるため、補給する水分量が少ないと脱水症状になり二日酔いの原因になります。

お腹が膨れすぎないように、スポーツドリンクなど効率良く水分補給できるものと組み合わせて飲むようにしましょう。

入浴は控える

二日酔い予防のために、飲み会後の入浴は控えるのがおすすめです。湯舟につかると水圧の影響で血流が良くなり、酔いがさらにまわって二日酔いになる可能性があります。また湯船につかったまま寝てしまって溺れたり、転倒したりなど事故の危険も考えられます。

お酒を飲んで酔っている際は、ぬるめのシャワーで済ませるまたは翌朝入浴するようにしましょう。

二日酔い対策のサプリメントや胃薬を飲む

サプリメントや胃薬を飲むのも、二日酔い対策になります。二日酔いになりにくい食品の中に、ビタミン類を含むものも含まれているため、ビタミンのサプリメント摂取はおすすめです。

また消化しきれなかった食品が胃に残っていると、胃もたれなど翌朝の不快感に繋がるため胃薬の服用も二日酔いの防止効果があります。今日は飲み過ぎてしまったという日は、二日酔い対策できるサプリメントや胃薬を活用すると良いでしょう。

二日酔いになりにくいお酒と食べ物

飲み会では二日酔いになりにくいと言われているお酒や食べ物を選ぶようにして、翌朝の不調を防止する方法もあります。

以下では、二日酔いになりにくいお酒と食べ物、それぞれを紹介します。

二日酔いになりにくいお酒

一般的に焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は、二日酔いになりにくいと言われているお酒です。

ただし二日酔いになりにくいかどうかは、アルコールの種類だけでなく個々の体質も影響しているため、人によって異なります。アルコール度数が低いお酒でも、あまり強くない人が飲むと二日酔いになる可能性が高いです。

数種類のお酒を飲んでみれば、自身が二日酔いになりにくいお酒を見つけられるでしょう。

二日酔いになりにくい食べ物

二日酔い予防になる食べ物は、以下の栄養素を含む食品が該当します。

栄養素食品例摂取すると得られる効果
タンパク質牛・豚・鶏もも肉・サケ・カツオ・木綿豆腐・枝豆・卵などアセトアルデヒドの分解を促進
ビタミンB群豚ヒレ肉・鶏レバー・鶏ささみ・生ハム・ベーコン・かつお・マグロ・うなぎ・さんま・貝類・たらこ・いくら・ニンニクなどアルコールの分解を助ける
ビタミンCパプリカ・ブロッコリー・ピーマン・パセリ・レモン・ゴーヤなど肝臓の働きを活性化させて、アセトアルデヒドの分解を促進

二日酔いによる胃もたれの治し方

二日酔いで胃もたれになってしまった場合の不快な症状を緩和する方法は、以下の3つです。

  1. しっかり寝る
  2. 果物や水分を摂取する
  3. 症状がつらい場合は市販薬を服用する

どのような方法で二日酔いによる胃もたれを治すのか、詳しく解説します。

しっかり寝る

睡眠不足や疲労が溜まっている状態が二日酔いの原因になるため、可能なら胃もたれが収まるまでたくさん寝ましょう。二日酔いになってしまった場合、そもそも起きているのがつらいので横になっているケースが多いとも言えます。

お仕事がある場合はなるべく定時で帰宅し、普段より早めの就寝がおすすめです。

果物や水分を摂取する

二日酔いで胃もたれしているときにおすすめの代表的な果物は、以下の5つです。

  1. オレンジ
  2. グレープフルーツ
  3. パイナップル

これらの果物は、お酒の解毒を促す働きをすると言われています。体内でアルコール分解が進むように、水分の摂取も二日酔いによる胃もたれの症状改善のために必要です。

症状がつらい場合は市販薬を服用する

しっかり寝る、果物や水分を摂取することを試しても胃もたれの症状が軽くならず、つらい場合は市販薬を服用しましょう。二日酔い対策の市販薬には以下のような種類があるため、症状に合った成分が含まれているものを選ぶ必要があります。

  • 吐き気・胸やけ・むかつきを抑える成分を重視
  • 頭痛を抑える成分を重視
  • 肝臓の働きを助ける成分を重視

つらい症状がなかなか改善しない場合は、無理せずに市販薬を飲んで回復するのがおすすめです。

二日酔い対策では飲み過ぎないことが大切

二日酔い対策する際に重要なのは、飲み過ぎないことです。アルコール度数が高いお酒が飲めても、大量に飲んでも大丈夫ということにはなりません。その日の体調や飲むお酒の種類、体質によって状況が変わります。

自分にとってのアルコールの適量がどれくらいかを把握した上で、状況に応じて飲む量やお酒の種類を変える工夫も、二日酔い対策になるでしょう。

まとめ

ここまで二日酔いの予防と寝る向きの関係性や、飲み会の前後、最中にできる対策などを紹介してきました。
右向き・左向きのどちらを向いて横になるのでも、二日酔いを予防する効果が期待できます。

また以下のような方法を実践すれば、二日酔い対策になります。

  • 水分をこまめに補給する
  • 食事をセットにする
  • お酒をゆっくり飲む
  • アルコールや食べ物を消化させてから寝る

職場で開催される飲み会の場合は欠席が難しく、二日酔いを気にしながら飲むわけにもいかない場面が多いです。飲み会の前や最中にあまり対策ができなくても、帰宅後にできる二日酔い予防方法があります。

翌日の症状でお悩みの方は、本記事を参考にして二日酔い対策をされてみてはいかがでしょうか。

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