昔はなかったのに脂っこい食事が食べれなくなる、胸焼けをすると歳を取ったなと実感してしまいますよね。
では、何故若い頃は脂っこい食事をたくさん食べられ、胸焼けもしづらいのでしょうか。
その原因と対策をご紹介します。
胃もたれとは
胃もたれは、食べたものの消化に時間がかかっていることで起きる胃の不快感の総称です。特に肉類や揚げ物は消化に時間がかかるため胃もたれに繋がりやすいと言われています。他にも暴飲暴食をした際はその分消化に時間を要するため胃もたれになりやすいです。
症状としては「胃が重たい」「胃が苦しい」「食べ物が残っている感覚がする」などがあります。人によっては吐き気をもよおしたり、胸がつかえたりします。
食間や食後に起こりやすい胃もたれですが、対処法やなりやすい食べ物を知っておくと発症を防ぎやすいです。その方法を順を追って紹介します。
胃もたれの原因
若い頃は感じなかった胃もたれを年齢を重ねると感じやすくなる原因の1つは、若い頃と加齢を重ねた後とで身体に変化が起きていることが挙げられます。
まず加齢とともに運動をする時間や身体にかける負荷を減らすこともあり、筋肉量が減っていきます。すると基礎代謝も減るため食事量も減ります。
食事量が減ると消化するための胃液の分泌量も減るため脂っこいものを食べ過ぎると胃もたれしてしまう、というカラクリなのです。
他に考えられる原因として「暴飲暴食」「肉類や脂ものなど消化に時間がかかるものを食べている」「過度なアルコール摂取」「ストレスによる胃の機能低下」などがあります。
基本的に通常より胃に負担がかかるようなことをした場合に起こりやすく、加齢と共に胃の働きが低下するため胃もたれしやすくなるということです。
何をどれくらいの量から胃もたれするかは人によりますが、胃もたれしやすいメニューは共通しているのでいくつか紹介していきます。
消化に時間がかかるメニューランキングTOP5
どのメニューが胃もたれに繋がるのか知っておけば献立を考える時点で調整できそうですよね。
そこで消化に時間がかかるものという観点でランキング形式にしてみました!
早速見てみましょう。
1位:バター(50g)
脂なので如何にもといったところですが、50gを完全に消化し終わるまでに何と12時間もかかります。バターをたくさん使った料理が多いと胃もたれしやすいです!
2位:天ぷら(100g)
こちらも脂が多いので消化に時間がかかります。大体4~5時間かかると言われています。これは100gの天ぷらに対してなので他にごはんなうぃ一緒に食べた場合や、量が増えるとさらに時間がかかって胃もたれになりやすいですね。
ちなみにビーフステーキ100gも同様に大体4~5時間程度、消化に時間がかかります。こちらも定食などご飯やみそ汁を含むと消化時間が延長します。
3位:焼き魚(100g)
肉がダメなら魚を!と思いきや魚も消化に大体3.5時間かかります。焼き魚以外にも「かまぼこ」「海老」「貝類」なども対象です。魚以外で言えば「牛肉」「ゆで卵」も消化に同じくらいの時間がかかります。
4位:うどん(100g)
うどんは炭水化物の中では消化に時間がかかる方です。うどん100gで消化にかかる時間は約2時間45分です。例えば白米やお餅は約2.5時間、食パン100gは約2時間で消化が完了します。
朝ごはんにパンを食べた日よりも麺類の方が腹持ちが良いと感じたことはありませんか?
それは消化にかかる時間が違うので腹持ちも変わってくるのです。
例えば食パンにバターやジャムをたっぷりつけるなどアレンジが入るとまた消化時間が変わります。
5位:蕎麦(100g)
蕎麦の消化時間は約2.5時間です。これは白米やお餅・じゃがいも・人参・牛乳・生卵と同様の消化時間です。麺類の中でも蕎麦は胃の負担が少ないということですね。
ちなみに、生卵は約2.5時間で消化しますが半熟卵は消化時間は約2時間と若干短くなるんです。
さて、ランキング形式でご紹介しましたが肉も魚も食べちゃいけないということではありません。その日の体調や胃の状態に合わせて食べるものを選択したり、量を調整すると良いということです。
胃もたれをしてしまった際は何をどれくらい食べたか思い出し、それに近しいメニューや食事量にしないようにすれば防ぐことが可能です。
上手く調整して楽しく食事をしたいですね。
ラーメンを食べるとき胃もたれしない方法

ここからはメニュー別に対策を紹介します。
ラーメンは醤油や塩・味噌・豚骨など味は様々ですが、脂が入っているものが多いです。
そこで以下のいずれかの対策をすると良いでしょう!
食べる前に牛乳を1杯飲んでおく
「食べる前」というのがポイントです。牛乳を飲むことで胃粘膜の保護ができます。そうすれば胃への負担が軽減され、胃もたれを防止できるというわけです。
消化の準備運動の役割もあるので、ラーメン屋さんに行く前に飲んでおきましょう!
食事中の飲み物をハーブティーにする
ハーブティーは消化器の働きをサポートしてくれるので食事中に摂取すると負担軽減となり胃もたれを防止しやすくなります。ハーブティーは西洋では医学にも使われているほどです。
自宅でラーメンを食べる時の飲み物はハーブティーにすると良いでしょう。
外食の場合はお店に用意がないことが多いので事前に飲んでおくのがおすすめです。
食べる時間帯に気を付ける
特に寝る3時間以内は胃もたれに繋がりやすいです。
睡眠中は起きているときよりも消化活動が低下するので、起きているうちに消化できるように就寝の3時間前までに食べるようにしましょう。
深夜の締めのラーメンは美味しいのですが、この理由から胃もたれしやすいのです。
ラーメンを食べて胃もたれしたくない!という方は是非試してみてください。
焼肉を食べるとき胃もたれしない方法

続いて焼肉を食べる時の対策のご紹介です。
肉類と脂は消化に時間がかかるため胃もたれしやすいメニューと言えるでしょう。
ですが、胃もたれしやすい年齢になったからお肉を食べられないなんて悲しいですよね。
そこで対策を3つ紹介します。
よく噛む
目安は一口で30回です。よく噛むことで唾液の分泌量が増えます。
すると、糖を分解する「アミラーゼ」という分解酵素が出る量も増えるので、胃で行う食べ物の分解にかかる負担量を軽減することができます。
食材を細かく噛み砕いてから胃に流すことも負担軽減になります。
さらによく噛むと満腹中枢を刺激し、食べ過ぎ防止になるなどダイエット面でも嬉しい効果がありますよ。
アミラーゼを含む食品と合わせて食べる
胃での食べ物の消化を助けるアミラーゼは食品にも含まれます。
例えば「大根」「かぶ」「山芋」「人参」「ブロッコリー」「かぼちゃ」「パプリカ」「バナナ」「酢」などに含まれます。
脂身の多いカルビは酢が含まれるポン酢や大根おろしを付けて食べると消化を助けてくれ、胃もたれ防止に繋がります。
お肉の種類と量を調節する
何度も言いますが、胃もたれに繋がるのは脂などの消化に時間がかかるものです。
例えば、カルビばかり食べるときとハラミやサラダなどバランス良く食べるときでは胃の負担量は変わります。
焼肉と言えどサラダや冷麺、石焼ビビンバなどお肉だけではないですよね。脂身の多いお肉は食べる量に気を付け、脂身の少ない部位も選ぶなど調整をしてみましょう。
迷ったら肉より消化時間の短い海鮮やサラダを摂り入れるのがおすすめです。
このように焼肉自体を制限するのではなく、一緒に食べるものや種類、量のバランスを考えることで胃もたれ防止に役立ちますよ。
胃もたれしたときの対処法
ここまで記載した内容の復習に近いですが、対策方法を見ていきましょう。
- 脂身の多い物を食べる時は量に気を付ける
消化に時間のかかる脂は大量に摂取すると胃もたれしてしまうので摂取量は気を付けましょう。
- 脂身の少ないものを食べる
肉類やラーメンと言えど味の種類や部位によって脂の量が変わるので迷ったら脂の少ないものを選ぶと良いでしょう。
- 寝る3時間以内に負担の大きい食べ物を食べない
寝ているときは消化活動が低下します。夜遅く食べて寝ると次の日の朝起きて胃もたれしてしまう可能性があります。
- 一口30回以上噛む
唾液の分泌量を増やして胃の分解負担を減らしましょう。
- 食べる組み合わせを工夫する
脂の多い食品は分解酵素のアミラーゼを含む食材と合わせて食べるのが吉!おすすめの食材は「大根」「かぶ」「山芋」「人参」「ブロッコリー」「かぼちゃ」「パプリカ」「バナナ」「酢」ですよ。
- 脂っこいものを食べる前に牛乳を飲む
胃の粘膜を保護する牛乳を飲んでおきましょう。食事中はハーブティーもおすすめです。
せっかく食べるなら胃もたれせず楽しい気持ちのままで終われるように対策しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
胃もたれは誰にでも、そして起こりやすい症状です。食べる物の調整や、牛乳、ハーブティーなどで胃もたれ防止は簡単にできますので是非試してみてください。
もしも何も食べていないのに胃の調子が悪い、長期間不調が続くなど少しでも違和感があれば病院に行くことをおすすめします。
今回は症状が軽い方や、未然に防ぐ方法としてご紹介をしているので皆さんも早速取り入れて食事を楽しみましょう!
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