肌悩みといえば
- 日焼け
- 乾燥/オイリー肌
- シミ/そばかす
- しわ
など、年代や季節によっても様々あります。今回はそんな肌悩みのなかでもシミや日焼けなどに効果が期待できる成分「シスチン」を徹底解説します!
どんな成分か、効果的な摂取方法はあるのか、様々解説しますので夏終わりの日焼けやシミでお悩みの方必見です!
シスチンとは
シスチンって、そもそも何?
アミノ酸の仲間だよ
シスチンは、システインというアミノ酸が2つくっついたもののことを指します。システインは必須アミノ酸ではなく体の中で作ることができます。爪や髪の毛に多く含まれていてタンパク質の構造を安定させています。
食品では特に鶏肉や豚肉などの肉類や、小麦、大豆に多く含まれている成分です。サプリメントではL-システインという名称で含まれることが多いです。
シスチンの効果
シスチンの効果って?
お肌をきれいに導くよ
シスチンは、シミや日焼けの原因であるメラニンの製造に関与している酵素のチロシナーゼのはたらきを抑えることが報告されています。また、肌の代謝を正常にする働きもあり調子の良くないお肌を新しいお肌へ導きます。ここではL-システインに関する研究を紹介します。
ビタミンCとL-システイン、ビタミンEを褐色のモルモットに摂取させてその効果を研究しました。褐色モルモットの皮膚の色はメラニン色素の沈着により明るさが低下していました。しかし、ビタミンCだけを摂取させたモルモットでは明るさの値が上昇傾向を示しました。また「ビタミンCとL-システインの併用」や「ビタミンCとL-システイン、ビタミンEの併用」による摂取をしたモルモットの群も、肌の明るさの値は明るくなっていました。
さらに、紫外線をあてたモルモットの表皮ではメラニンをつくる細胞が増加していました。しかし、「ビタミンCとL-システインの併用」や「ビタミンCとL-システイン、ビタミンEの併用」による摂取をしたモルモットでは、何も摂取しなかったモルモットの群に比べてメラニンをつくる細胞が減少しました。
この結果から、システインとビタミンC、ビタミンEを組み合わせて摂取することによって紫外線によるメラニンの沈着・生成を抑制できることがわかったのです。
(藤原 葉子, 秋元 浩二,ほか,薬理と治療 2003,56(4), 221-228)
シスチンはどのような人におすすめ?
シスチンはどんな人が摂るといいの?
きれいなお肌を目指している人だね!
シスチンは、メラニンの生成によって皮膚にできたシミの排出を促すのに効果的なアミノ酸です。シミの原因となるメラニンはチロシンが変化してできるものです。チロシナーゼという酵素によって、メラニンをつくる細胞でチロシンがメラニンに少しずつ変化しながら皮膚の表面へと押し上げられて、沈着するとシミやそばかすになります。シスチンはこのチロシナーゼのはたらきを抑える働きがあるのでシミのもとをブロックするのです。
シスチンの摂り方は?
シスチンはどのように摂ればいいの?
ビタミンCやEと一緒がオススメ!
先の研究の結果にもあったように、チロシンは肌の代謝に関係しています。同じく肌の代謝に関係しているビタミンCやEと一緒に摂ることによって、その効果がさらに発揮されます。
ビタミンCは柑橘系の果物や野菜に多く含まれており、ビタミンEはナッツ類に多く含まれています。チロシンは肉や大豆に多く含まれているので、サラダにプラスして蒸し大豆や茹でササミなどを加えたり、ドレッシングを胡麻やクルミを使用したもので和えたりして意識して摂取してみてはいかがでしょうか?豚肉にオレンジとアーモンドのソースなども相性が良いのでおすすめです。
シスチンの使用上の注意点
シスチンを摂るときの注意点はある?
たくさん摂りすぎるのは良くないよ!血糖値に気をつけてね
シスチンを過剰に摂取すると、インスリンという血糖値を下げるホルモンの働きを阻害してしまいます。糖尿病や血糖値が高めの方は多く摂りすぎないようにしましょう。
サプリとして摂るときは、パッケージに記載されている目安量の範囲で適切に摂取しましょう。血糖値が高めの方は医師に相談して量を決めてから摂取するようにしましょう。
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