薄着の季節がだんだんと近づいてくる春。
たくさん食べて冬の間に貯めてきた脂肪とさよならする計画をたててみませんか。
春は痩せやすい季節？
春は、上手に生活に取り入れればダイエットの成功しやすい季節といえるでしょう。
実は、エネルギーの消費となる代謝が上がりやすいのは冬です。寒い外気から体を守ろうと代謝が上がりやすいのです。
しかし、冬は忘年会や新年会などお酒を飲むタイミングが自然と増えます。それに伴ってついついご飯もたくさん食べてしまい、結果太ってしまったという経験ありませんか？
また、運動をして消費しようと思っても、寒いと動くのも億劫に感じてしまいなかなか運動量も増えない・・・なんて冬にはよくあると思います。
しかし！春は冬に比べて代謝は上がりやすいわけではないですが、特に年末年始のようなお酒を飲むイベントは少ないですし、だんだんと気温も上がり運動がしやすい季節です。それに加えて、春野菜がダイエットにうってつけだったりするのです。
それでは詳しく解説していきますね！
春は心機一転！運動をはじめてみよう！
春は進級進学、就職や新生活など。たくさんの人たちが“心機一転”する季節ですよね。そのような機会がなくとも、春は何か新しいことを始めたくなる季節かと思います。そんなタイミングで、ダイエットや運動を始めるという方も多いようです。これまでチャレンジしたかったジムに通ってみたり、早起きをして毎朝のストレッチを習慣づけたりなどいいかもしれません。
ちなみに、シドニー大学の研究で少し肌寒く感じる15度程度の気温で10分程度震えると中程度のエクササイズ1時間分の運動効果があるということがわかっています。
4月の関東の例年の平均気温は13度前後です。すこし寒いと思いますが、10～15分ほど我慢してお散歩する価値はあるかと思います！すこし歩けば体もあたたまり、脂肪燃焼も始まるので春先のお散歩はダイエットにいいかもしれませんね。でも、寒いのを我慢しすぎて風邪をひかないようご注意ください。
優秀食材だらけの春野菜
3月〜5月頃に収穫される春野菜ですが、実は冬を越えてきた体にはうってつけの効果があります。それは、デトックス効果です！春野菜にはデトックス効果の高い野菜が多いのです。
冬の時期は寒いため新陳代謝が下がり、体がエネルギーを蓄えようとします。エネルギーと一緒に蓄えられるのが老廃物です。老廃物がたまると冷え・浮腫み・肌荒れなど不調をもたらしやすくなります。
春野菜にはそんな老廃物を体外へ排出するデトックス効果の高い食材が多くあります。
代表的な春野菜とその効果をいくつかご紹介します。
1.春キャベツ
冬に収穫されるキャベツよりも柔らかくみずみずしいことが特徴の春キャベツ。甘みも強いのでそのままサラダで食べたりするのもよいでしょう。
そんな春キャベツには肝臓の解毒機能を強化する硫黄化合物イソチオシアネートやビタミンUが豊富です。これらが直接的に老廃物を排出してくれます。
2.ふきのとう
スーパーに並ぶと春を感じるふきのとう。少し苦みがありますが、この苦味成分でもある植物性アルカロイドが、腎臓のろ過機能を高めて新陳代謝を高める働きがあります。
また、ふきのとうはカリウムも多く含まれるため、老廃物の排出を促し浮腫み解消も期待できます。
3.菜の花
黄色が鮮やかでお浸しにするとおいしい菜の花ですが、こちらはβカロチン、食物繊維が豊富です。食物繊維は腸内環境を整えてくれます。また、ふきのとうと同様にナトリウムや水分を排出するカリウムも多く含まれているため浮腫み解消が期待できます。
4.新タマネギ
通常のタマネギと違い、1か月の乾燥期間がなくすぐに出荷される新タマネギは辛味も薄くすごく食べやすいですよね。通常のタマネギと成分は一緒です。血液サラサラで知られるタマネギですが、浮腫み解消の期待できるカリウムやトクホ成分のひとつでもあるケルセチンも含まれています。ケルセチンは脂肪の吸収を抑えるはたらきがあるので、こちらもダイエットにぴったりですね。
ケルセチンについて詳しくはこちら→「体脂肪の分解を助ける！ケルセチン配糖体(成分図鑑④)」
今年の春はダイエットに挑戦してみませんか
春のダイエット向きな一面を紹介してきましたが、思い立ったが吉日です！きれいになりたい、健康な毎日を送ろうとおもえたらそこがスタートに一番いい時期かもしれません。
せっかくなのでおいしい春野菜を食べながら心機一転、ダイエットにチャレンジしてみませんか？
