腸内細菌に、元気にビタミンを作ってもらいたいです~

ふとし君

では、腸内細菌のエサになる栄養素について出題するぞ!

ダイエット小学校
校長先生

シメジをゴボウにすると?(問題⑫-4:問題)

ふとし君は、食物繊維を摂るために、八百屋でゴボウを買うか、シメジを買うかで迷っています(どちらも100gとする)。ゴボウを選んだ場合、水溶性食物繊維はシメジよりどれくらい摂れるでしょうか。

※ヒント:
それぞれの水溶性食物繊維含有量
ゴボウ(100g)……2.3g
シメジ(100g)……0.3g

水溶性食物繊維はこれだけ増える(問題⑫-4:答え)

水溶性食物繊維の摂取量を2g増やせる

計算例

2.3(g)-0.3(g)=2(g)

ゴボウに含まれるイヌリンは効率が良い成分(問題⑫-4:解説)

食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つに分けられます。このうち、腸内細菌がエサとして食べやすい(=発酵しやすい)のは水溶性食物繊維です。

キノコ類はいかにも食物繊維が豊富そうですが、基本的に不溶性食物繊維の方が多く含まれます。腸内細菌のエサという意味では、下記のような水溶性食物繊維を多く含む食品を選ぶといいでしょう。

<水溶性食物繊維の多い食品(100g当たり)>
  • こんにゃく(粉)……73.3g
  • しろきくらげ……19.3g
  • らっきょう……18.6g
  • 青汁(ケール)……12.8g
  • チアシード(乾)……5.7g
  • ライ麦(粉)……4.7g
  • おおむぎ(麺、乾)……3.6g
  • かんぴょう……2.6g

なお、コボウや玉ねぎ、チコリ、ニンニクは「イヌリン」という種類の水溶性食物繊維を多く含みます。イヌリンはほぼすべてを腸内細菌がエサにできる、とても効率の良い成分(高発酵性食物繊維)です。

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校長先生

今晩はきんぴらごぼうを作ります!

ふとし君