ところで、さっきから出てくるメッツって何ですか?
このドリルで学ぶがよい!
校長先生
メッツってどう計算する?(問題③-3:問題)
メッツは、安静にしているときの酸素摂取量(3.5mL/kg/分)に対して、その運動をするために取り込んだ酸素の量が何倍かを示す単位です。
ふとし君がある運動をしたときの酸素摂取量は10.5mL/kg/分でした。
この運動のメッツはいくつでしょうか。
酸素摂取量から計算できます(問題③-3:答え)
この運動のメッツは3.0である。
計算例
10.5(mL/kg/分)÷3.5(mL/kg/分)=3.0
メッツが大きいほど、キツい運動(問題③-3:解説)
メッツ(METs)は運動の強さを表す単位です。
本来、運動の強度は体重1kgあたりで取り込まれる酸素の量で評価するのですが、これだと分かりにくいため、メッツという単位を作りました。
メッツは「その運動をするために必要な酸素摂取量は、安静時の酸素摂取量の何倍に当たるか」を示しています。つまり、メッツの値が大きくなるほど「キツい運動」ということになります。逆に、1に近いほど安静時の状態に近いことを示しています。
参考までに、主なメッツの例をいくつか示します。
・横になって静かにテレビを観る→1.0メッツ
・立って列に並ぶ→1.3メッツ
・通勤や通学のために歩行する→4.0メッツ
・ジョギング→7.0メッツ
・マラソン→13.3メッツ
・走って階段を上がる→15.0メッツ
なお、国立健康・栄養研究所が「身体活動のメッツ(METs)表」を公開しています。
メッツが高いほど、キツい運動なんだね(やれる気がしない…)
無理なく続けられるものを選べばいいんじゃよ!
校長先生