放牧の美味と情報がまるごと受け取れるサブスクリプションパッケージが販売開始に
株式会社ユートピアアグリカルチャー(以下、ユートピアアグリカルチャー)は、自社で育てた放牧牛乳の飲むヨーグルトや平飼い卵と放牧に関する情報コンテンツなどを合わせて届ける体験型サブスクリプションパッケージ「GRAZE GATHERING(グレイズギャザリング)」の提供を開始すると発表しました。
2022年5月31日午前10時より販売を開始、契約者には、ユートピアアグリカルチャーが育てた新鮮な素材と、地球と動物と人のより良い環境づくりを目指して展開している最新の活動報告、さらにリジェネレイティブアグリカルチャーと呼ばれる環境再生型農業関連のコンテンツ記事が、4週に1度のペースで届けられるものとなります。
「GRAZE GATHERING」の商品開発背景
ユートピアアグリカルチャーでは、「GRAZE EXPERIMENTS」をテーマとして、美味しい菓子作りのための美味しい原材料を追求し、その結果たどり着いた、こだわりの放牧による牛乳作りを進めています。
菓子は嗜好品であり、必ず食べなければならないものではありませんが、暮らしを豊かにしてくれるものであり、自然に食べたくなるもの、コミュニケーションや生活の彩りを生み出すものでもあります。
そうしたものだからこそ、地球環境に悪影響をもたらすことなく、心から素直に楽しめる、持続可能で本当に美味しい、嬉しい、そう感じられる菓子作りをこそ、目指したいと考えているそうです。
生産するユートピアアグリカルチャーが、自ら良い原材料を作り、そこから菓子を作って、それらを購入してもらう、その収益からさらに牧場や森へと再投資を進める、こうしてめぐっていく世界こそ、同社の示すビジョンというわけです。
動物と自然の関わりが理想通りの温室効果ガスのオフセットも実行していく、そうした牧場の実現を検証しながら、良質な素材と人とをつなぎ、循環させ、地球・動物・人とあらゆる命に美味しい環境作りを目指す……そうした発想から「GRAZE GATHERING」も生み出されました。
私たちにとって、とても身近に感じられ、暮らしの中でのHAPPYを増やせるSDGsにもつながった、サブスクリプションパッケージといえるでしょう。
「GRAZE GATHERING」の商品特徴
「GRAZE GATHERING」では、ユートピアアグリカルチャーが育てた、地球にも動物にも人にもやさしく、本当に美味しい良質な素材を手にすることができます。
「GRAZING MILK」は、北海道日高町豊郷にある牧場で放牧され、のびのびと育った健康な乳牛からとれる風味豊かなグラスフェドミルクです。ノンホモ・低温殺菌乳であるため、殺菌によるえぐみが抑えられ、牛乳本来のコクや甘みを楽しむことができます。
ノンホモ、自然のままの牛乳ならではの、脂肪分が浮かんだ「クリームライン」もボトル上部に生じますから、飲む前には良く振って。生きたものだからこそ、季節により脂肪分などの成分変化が生じますが、グラスフェドはより季節による影響が大きくなり、夏はあっさり、冬はこっくり、その時々の味わいがダイレクトに感じられます。
定期的に届けられるサブスクリプションだからこそ、その変化していく味わいも楽しみになりますね。飲んだ感触はあっさり、ナチュラルに入っていく感覚ですが、料理に使うとより香りやコクが引き立つとされています。
「EGG WHITE」は、無用なストレスも、売るための余計なエサも与えず、平飼いで自然に育てた白い卵、有精卵です。鶏たちの健康を最優先に、鶏舎内で放し飼いとし、一般の卵をとるために飼われている鶏に与えられるような、黄色みを強めるトウモロコシなどの着色力あるエサは用いていません。
北海道産米の生ぬかや、菓子の製造ラインでできる菓子屑などを自家配合のエサに加え、無駄なく自然循環するサイクルで、風味豊かな美味しい卵を実現しています。
旨みがありながらもあっさりした味わいが特徴で、シンプルな卵料理からプリンなどの菓子にも向き、自然のコク深さが楽しめます。洗卵時もできる限り卵に負荷がかからないよう、鮮度を保って届けられる仕組みとなっていますから、届いたすぐにはフレッシュな生の味わいを、その後はさまざまな調理で、それぞれの美味しさを堪能したいですね。
「GRAZING YOGURT DRINK」は、放牧100%の「GRAZING MILK」を牧場から運んだ当日中にスモールバッチで丁寧に作る、自然な甘みの飲むヨーグルトです。加えるのは2種類の乳酸菌と砂糖だけというシンプルレシピで、牛乳本来の味を活かしたやさしい味わいが楽しめます。
適度な酸味とコクのあるまろやかさ、さらりとした飲み心地で、毎日でも飽きることのない美味しさが特徴です。さっぱりとしているため、朝食時や、汗をかいた運動・入浴後に飲むのもお勧めとされています。
これら素材たちに加え、ユートピアアグリカルチャーが展開する都市近接型での「多様な動物と植物による森の活性化実験のモデルファーム」プロジェクト進捗状況や、リジェネレイティブアグリカルチャーの最前線を伝える毎月のオンラインイベントもミートアップとして届けられます。
札幌での実験に参加しながら、SDGsに自ら関わっている感覚も味わい、その牧場で生まれる牛乳や卵を日常的に食していくことで、季節ごと、年ごとに変化していく農場のさまと素材を見守っていくことができます。(当面は盤渓牧場からは卵のみの出荷、牛乳はもう1つの牧場である日高でとれたものとなる予定)
さらに、メールマガジンと冊子のかたちで、リジェネレイティブアグリカルチャーの最新情報や、届けられる素材を用いた美味しい食事と菓子のレシピもコンテンツとして受け取れます。
持続可能なSDGsの目指す地球と動物と人との理想的な関係性を生み出していくキーワードとなることが見込まれている「リジェネレイティブアグリカルチャー(環境再生型農業)」を中心に、インタビュー記事や国内外の企業・研究レポート、ユートピアアグリカルチャーの「Forest Regenerative Project」関係者によるコラム、届く素材をより楽しめるアイデアレシピがまとめて届くため、さらに興味関心も高めながら、参加型消費を体験できます。
冊子1号目では、まず基本となる、これからの地球と動物、人との関係性として打ち出されているビジョンのキーワード「リジェネレイティブアグリカルチャー」とは何かを中心に、ユートピアアグリカルチャー代表の長沼真太郎氏と共同研究を進める北海道大学内田義崇氏の対談などが掲載される予定となっています。
なお、コンテンツは冊子、メールマガジンのほか、Twitterコミュニティなどでも発信予定です。
「GRAZE GATHERING」の商品概要
「GRAZE GATHERING」では、購入時に選んだ到着日を期日に、1セットパッケージが4週に1度、届けられるものとなります。
セットに含まれるのは、「GRAZING MILK」800mlが1本、「EGG WHITE」8個入りが2箱、「GRAZING YOGURT DRINK」800mlが1本、それに「GRAZE GATHERING MAGAZINE」1冊、毎月1回のオンラインイベント*1です。
金額は2,980円(税込・送料別)、「UTOPIA AGRICLTUREオンラインショップ」で5月31日午前10時より販売開始となります。ローンチ記念として、初回配送分については請求金額から10%オフ*2となるお得なキャンペーンも実施中です。
ただ何となく消費して空腹を満たす、市場ベース・効率重視で製造過程の見えないパッケージ食品が次々に作られていく、地球環境や動物たち、生産者らには負荷がかかったまま――そうしたいびつな仕組みに少しずつ疑問が抱かれるようになった今、何かを変えたい、本当の豊かさを考えたい、SDGsに関心があるといった方などには、とくにお勧めのサブスクリプションパッケージとなるでしょう。
ぜひ気になる方は、この機会に「GRAZE GATHERING」をチェックしてみてください。
*1 オンラインイベントは月1回の開催が想定されていますが、変更になる可能性もあります。
*2 2回目配送分以降は通常金額での請求となります。