ダイエット中は甘いもの(糖質)を制限しがちですが、我慢もよくありません。我慢しすぎてストレスとなり、逆に過食になってしまうので、ある程度は甘いもの(糖質)も摂ったほうがダイエットのためにもいいのです。

ダイエット中に甘いものを食べるならおすすめはフルーツです。
その中でもぶどうは栄養価が高く、おいしいフルーツの一つです。そこで、この記事ではぶどうとダイエット、健康について詳しく解説していきます。

この記事でわかること
・ぶどうを食べ過ぎると糖質の摂りすぎで太る原因に!
・「視力や疲労の回復」「老化やむくみ予防」「集中力UP」などに役立つ
・3~4人で仲良く分ければ食べ過ぎず、健康面でもおすすめ!

ぶどうの糖質

ぶどうは甘くておいしいフルーツですが、ダイエットにもいい影響があります。ただ、気になるのが糖質量ですよね。詳しく解説していきます。

ぶどうの糖質量

ぶどうには種類が豊富にありますが、品種によってカロリーに大きな違いはないようです。糖度があがれば若干糖質量も上がるようですが、大きな変動はないといえます。

ただ1粒の大きさはそれぞれ違うので、ぶどう1粒あたりのカロリーと糖質量を見ていきましょう。

種類カロリー(kcal)糖質量(g)
デラウェア10.2
シャインマスカット71.9
巨峰82

デラウェアは巨峰やシャインマスカットと比較すると1粒が小さめなので、カロリーも糖質量も少なく感じますが、同じくらいの量を食べたとき大体同じくらいの値になります。

そのため、「どのぶどうを食べるか」というよりかは「どのぶどうを何粒食べるか」を気にする必要があるようです。

ぶどうは1日○粒まで!

ダイエットを成功させるためには、適切な量と食べ方が重要です。食べ過ぎてしまうと糖質の摂りすぎとなり、ダイエットの逆効果になりかねないので、適量を摂ることを意識しましょう。

品種によって大きさが異なるため、カロリー・糖質量も異なるのは先述の通りですが、実際に食べるときに品種毎に何粒たべていいのか調べてみました。

目安は以下の通りです。

  • デラウェア:30粒
  • シャインマスカット:10粒
  • 巨峰:10粒

※ぶどうのみを食べた場合の目安になるので、他のフルーツや間食を食べる場合はぶどうの量を控えるなどしてコントロールしましょう。

栄養満点!ぶどうの健康・ダイエットへの効果

ぶどうには多くの栄養素が含まれています。ここではぶどうの栄養成分とその影響について詳しく紹介します。

ぶどうの栄養

ぶどうにはさまざまな栄養成分が含まれており、以下がその主な成分です。

①ポリフェノール

ぶどうにはアントシアニン、レスベラトロール、タンニンなどのポリフェノールが含まれており、抗酸化作用があります。このポリフェノールが動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立ちます。

②ブドウ糖

ぶどうにはブドウ糖という糖が含まれており、このブドウ糖は脳のエネルギー源となる成分であり、脳を活性化させ、集中力を高める効果があります。

③ミネラル

ぶどうにはカリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。これらのミネラルは体内のバランスを保ち、心臓や筋肉の健康に役立ちます。

④ビタミン

ぶどうには疲労回復効果のあるビタミンB1や美容にもいいビタミンC、タンパク質代謝の際に必要なビタミンB6、抗酸化作用のあるビタミンEなど、多種多様なビタミンが豊富に含まれています。

ぶどうの健康効果

ではぶどうを食べるとどのような効果があるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

①視機能の改善

ぶどうにはアントシアニンが豊富に含まれており、目のかすみ、ぼやけ、視力回復などに効果があるといわれています。また、アントシアニンは目の周りの血流を良くし、眼精疲労を改善する効果があります。

②老化予防

ぶどうに含まれるポリフェノールは、体内の酸化ストレスを軽減し、細胞のダメージや老化を防ぎます。これにより、健康的な肌や免疫機能の維持に役立ちます。

③疲労回復

ぶどうに含まれるブドウ糖や果糖は体内に吸収されやすい糖質なため、そのままエネルギーになってくれるため疲労回復に効果的です。

④むくみを予防・改善

ぶどうにはカリウムなどのミネラルが豊富に含まれており、体内の余分な水分を体外に排出してくれる働きがあります。

⑤集中力を高める

ぶどうにはブドウ糖が含まれており、体に吸収されやすく、脳のエネルギー源になるので、仕事前や勉強前に食べるといいでしょう。

このようにぶどうは栄養が豊富で、ダイエット中に不足しがちなビタミンやミネラルなどを補ってくれるため、健康・ダイエットの強い味方になります。

ぶどうと相性のいい食べ物

ぶどうはそのまま食べることが多いと思いますが、実はおいしいうえに健康にもいい食べ合わせが存在します。ここではぶどうと相性のいい食材を紹介していきます。

ぶどうとチーズで免疫力UP

ワインとチーズを一緒に摂る人がいるかもしれませんが、実は生のぶどうもチーズとの相性抜群なんです。
チーズに含まれるカルシウムやタンパク質とぶどうに含まれるポリフェノールが相互作用し、免疫力を高める効果があります。

ぶどうとナッツで酸化ストレスの軽減

ぶどうにはポリフェノールという抗酸化物質が含まれており、細胞のダメージを防ぐ役割を果たします。
一方、ナッツもビタミンEなどの抗酸化成分を含んでいます。両者を一緒に摂ることで、抗酸化作用が相乗的に働き、体内の酸化ストレスを軽減する効果があります。

ぶどうに関するQ&A

ここではブドウに関する疑問を解説していきます。

ぶどうは皮ごと食べないと栄養はないの?

皮ごとでなくても栄養豊富です。ただ、ぶどうの皮には食物繊維が豊富に含まれているので、できるだけ栄養を摂りたい方は皮ごと食べることをおすすめします。

ぶどうの表面についた白い粉ってなに?

ぶどうの表面についた白い粉は「ブルーム」と呼ばれる果粉で、主成分はミネラルなので体に害はありません。

ぶどうをおいしく長持ちさせる方法教えて

ぶどうは常温で保存してしまうと傷んでしまうので、買ったらすぐに冷蔵庫にいれましょう。ぶどうの種類によっておすすめの保存方法があります。

①小粒のぶどう(デラウェアなど)の場合

1.ぶどうは洗わずに房ごとぶどうをキッチンペーパーで包む
※傷んでいる場合は取り除く

2.保存容器に入れ、冷蔵室で保存

②大粒のぶどう(巨峰、シャインマスカットなど)の場合

1.枝から1粒ずつバラバラにする
※手で切ると皮ごと裂けてしまうのでキッチンバサミなどで切るとOK!
枝を約2~3mm残して切るのがポイント!

2.保存容器にキッチンペーパーを敷いて、バラバラにしたぶどうを1粒ずつ並べる

3.ペーパータオルをかぶせてふたをして冷蔵室に保存

ぶどうは衝撃に弱いので、なるべく繊細に取り扱いましょう!

まとめ

ぶどうの糖質は他のフルーツよりも高めではありますが、それ以上に体にいい効果があることがわかりましたね。

ぶどうは品種や産地ごとにずれはありますが、大体8月~10月頃が旬になってきます。旬の時期においしいぶどうを食べて、健康になりながらダイエットも成功させてみませんか?

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