寒い時期に感じる冷えや疲れ、だるさ 、肩こりなどは実は血行が悪くなっていることが原因かもしれません。意外と知らない寒さと血行、そして体調との関係。これらを知ってこれからの季節、しっかり対策をして元気に乗り切りましょう!
寒くなると血行が悪くなるのはなぜ?
血行とは、体の中を血液が巡ること。寒さによって身体が冷えると、体内の熱が外に出て行ってしまうのを防ごうと血管が収縮するため、血行(血液の巡り)が悪くなってしまいます。また、寒いと縮こまった姿勢になりやすいため、筋肉が縮んだ状態で硬くなり、血行不良が起こりやすくなります。
血行が悪くなると、次のような状態が起こります
- 酸素や栄養素などが全身に行き渡らない
- 老廃物をスムーズに外に排出できない
これらが、寒い時期にみられる様々な体の不調を引き起こす原因となっている可能性があります。
血行が悪いときにおこる体調不良
血行が悪いことが原因のひとつとなる体の不調に
- 冷え性
- 肩こり、腰痛
- むくみ
- 眼精疲労
- 便秘
- 肌トラブル
などがあります。女性に多い冷え性は、体の末端まで血液が届かないことが原因で起こります。血行を良くすることで血液が行き渡り冷えの解消に繋がります。
肩こりや腰痛は、血行不良により疲労物質がたまることで痛みが生じるのです。こちらもお悩みの方は多いのではないでしょうか。血行をよくして疲労物質の排せつを促すことで、痛みの改善が期待できます。
その他の、むくみや眼精疲労、便秘、肌トラブルなども血行不良によってあらわれやすい症状なので、あてはまるものがあるという方は、下記の内容を参考に対策をしてみてくださいね!
血行を良くする生活習慣3選
血行を良くするためには、身体を冷やさないことが基本。加えて、血行を良くする食事を心がけたり、運動やマッサージで血液の循環を促すことも大切です。普段の生活習慣を見直して、できることから始めてみましょう。
1.お風呂
ゆっくりお風呂に入って体を温めることで、血行がよくなります。身体の芯まで温めるために、38~40℃くらいのお湯に15~20分程度、肩までしっかりつかるようにしましょう。
2.食べ物
栄養バランスの良い食事をとることを基本とし、油っぽい料理は控えめにしましょう。また、玉ねぎやブロッコリー、サバやアジなどの青魚、果物や海藻類などは血液をサラサラにする栄養素が含まれているため、積極的に摂るよう意識しましょう。特にこれからの季節は、身体の中からも温めるために、温かいスープやお鍋、煮物などの料理が血行改善におすすめですよ。
3.ストレッチ・マッサージ
硬くなってしまった筋肉をほぐして血液の循環を促します。特にふくらはぎや足先は冷えやすくむくみやすいので、こまめにマッサージするようにしましょう。両手で足先や足裏を揉みほぐしたり、足首からひざ下に向けて血液を上に押し流すように両手でマッサージすると、血液の循環が良くなります。身体が温まっているお風呂上りにやるのがおすすめですよ。
今すぐにできる血行を良くする方法3選
疲労がたまると血行が悪くなり、それによって疲労物質が排出されずにさらに疲労がたまってしまう…このような悪循環に陥っていませんか?今この記事を読んでくださっている方も、記事を読みながらその場でできる疲労の回復法をご紹介します。
1.ツボ押し
疲労回復に効果的な下記のツボを、少し痛いけど気持ちいいくらいの力で指圧します。
- 親指と人差し指の骨のつけ根部分(手の甲側)
- 手のひらの中心部分
- 襟足の生え際近くにある左右のくぼみ部分
- 首の付け根と肩先のちょうど中間の部分
2.写真をみて目の疲れをとる
パソコンやスマホを長時間みると目が疲れてきますよね。そんな時は遠くの景色を見ることで目の筋肉がほぐれます。でも、仕事中や夜など外の景色を見られないことも多いですよね。
そんなときは、目の疲労回復に良い風景写真や立体映像をみてみるのも効果的ですよ!あとは1分でもよいので目をつむって目のまわりの筋肉を休ませたり、 眼球を左右や上下に動かす体操をして、目のまわりの血行を促しましょう。
3.筋肉に力を入れてみる
寒い日に腹筋に力を入れて生活すると温かく感じませんか?(笑)
筋肉を動かすときには熱が産生されるため、運動したときはもちろん、ちょっと筋肉に力をいれてキープするだけでも体がポカポカしてきますよね。体が温まると血行が良くなりますし、筋肉に刺激を与えることでも血行が促されるので、一石二鳥!ちょっとした時間に腹筋に力を入れて試してみて下さい♪
まとめ
寒い時期は様々な体調不良や、体調の変化がありますよね。知らないうちに血行が悪く不調を招いている可能性もあります。少し意識を変え、マッサージやお風呂、食事をするだけで改善できるかもしれません!
隙間時間を工夫して、寒さに負けない身体作りをしていきましょう!