タンパク質を摂るために、サーロインステーキを食べるぞ~!
それだと脂肪を摂り過ぎるぞ。次の問題で確認してみるのじゃ。
校長先生
サーロインステーキを鶏ササミに置き換えると?(問題⑭-2:問題)
ある日、ふとし君は夜ごはんにサーロインステーキを200g食べました。
これを鶏ササミ200gに置き換えると、どれくらいの量の脂肪を減らせるでしょうか?
※ヒント:
それぞれの100gあたりの脂肪
サーロイン(脂身つき)……47.5g
鶏ささみ………………………0.8g
どれだけ脂肪が減らせるかというと…(問題⑭-2:答え)
93.4gの脂肪を減らせる
計算例
サーロインステーキ200gの脂肪の量は
47.5(g)×2=95(g)
鶏ささみ200gの脂肪の量は
0.8(g)×2=1.6(g)
減らせる脂肪の量は
95(g)-1.6(g)=93.4(g)
脂肪の多いタンパク源と、脂肪の少ないタンパク源(問題⑭-2:解説)
厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、1日に必要なタンパク質の量は摂取カロリーの13~20%(40代までの男女)とされています。
ふとし君は、今は1日の目標カロリーを1,800kcalにしているので、そのうちの20~30%である360~540kcal分は脂肪を摂取しても良いということになります。
脂肪1gあたりのカロリーが9kcalですから、摂取しても良い脂肪の量は重さに換算すると40~60gです。
脂身つきのサーロインステーキ200gの脂肪は95gなので、ステーキ1枚だけで1日分の摂取量を超えてしまいます。脂肪の多い肉は日常的に食べるのではなく、たまの楽しみにしておくと良いでしょう。
参考までに、脂肪の多いタンパク源と、脂肪の少ないタンパク源をいくつか紹介します。
- 脂肪の多いタンパク源(可食部100g当たり)
-
- 牛ばら肉(脂身つき)………………50.0g
- 豚ばら肉(脂身つき)………………35.4g
- 鶏もも肉(皮つき)…………………19.1g
- 脂肪の少ないタンパク源(可食部100g当たり)
-
- 鶏むね肉(皮なし)…………………1.9g
- べにざけ………………………………4.5g
- 木綿豆腐………………………………4.9g
僕、こんなに脂肪摂ってたの⁉
これだとタンパク質補給というよりも、脂肪補給になっておるな。
校長先生