朝起きたとき、二日酔いの症状に悩まされたことはありませんか?
頭痛、吐き気、だるさなど、二日酔いで体調を崩し、日常生活に支障をきたすことがあります。
この記事では、二日酔いのとき、楽な姿勢の方法から症状を和らげる方法を紹介していきます。
二日酔いを予防したい方はコチラの記事をご確認ください。
この記事でわかること
・二日酔いになりやすい行為は「水分補給しない」「入浴・サウナ」「酔いが強いまま寝る」「うつ伏せ寝」
・二日酔いが楽になる姿勢は「頭を高くして仰向け寝」「背もたれを使って椅子に座る」「脚を壁に対して直角に立てて寝転がる」「椅子に座りながら脚を伸ばす」
【クイズ】二日酔いになりにくい寝方はどっち?
急ですが、ここでクイズです!
ついついお酒を飲みすぎてしまった日、二日酔いになりにくくなる寝方は左右どちらでしょう?
答えは…
B.左向きで寝る
寝るときに体を左側を向いて横になる姿勢がおすすめです。左向きで寝ると、胃の出口が下を向くので消化されたものが胃から排出されやすくなります。そのため、飲みすぎてしまった際は左向きで寝るようにしましょう!
二日酔いになりやすいNGな行為
ついついお酒を飲んでしまったら、どうしますか?ここでは二日酔いにならないために、やってはいけないことを紹介していきます。
NG①水分補給しない
お酒を飲んだ後は脱水状態になりやすいです。
これは、アルコールには利尿作用があり、お酒を飲んだ以上に尿として水分が出ていってしまうからです。
また、アルコールを分解するために水分が必要になるため、さらに脱水状態になってしまうのです。そして、頭痛や吐き気などの二日酔いを引き起こす原因になってしまいます。
そのため、お酒以外の水分をちゃんと摂る必要があります。水分補給は胃の刺激が少ない常温のものを摂るといいでしょう。
<おすすめ>
ミネラルウォーター、経口補水液、スポーツドリンクなど
NG②入浴する・サウナ
前述したとおり、お酒を飲むと体が脱水状態になっているので、汗をかく入浴やサウナなどは脱水状態を悪化させてしまいます。
そして、二日酔いがひどくなってしまうことになるので、お酒を飲んだ日は入浴やサウナは控え、シャワーで簡単に済ませるようにしましょう。
NG③酔いが強いまま眠る
お酒を飲むと睡魔が生じる場合がありますよね。しかし、酔いが強いまま眠ると二日酔いになりやすいんです。
これは睡眠中は体の機能が低下してしまい、アルコールが抜けにくくなってしまうからです。そのため、十分に水分補給をし、酔いを覚ましてから眠るようにしましょう。
NG④うつ伏せで寝る
うつ伏せで寝るのは楽ですが、お酒を大量に飲んだ日にはおすすめできません。
うつ伏せ寝は内臓に負担がかかる寝方だからです。「内臓に負荷がかかる」=アルコールが抜けるのにも時間がかかってしまうのです。
また、寝ている間に吐いてしまった場合、うつぶせ寝では吐しゃ物が喉につまってしまう危険性があるので、要注意です。
お酒を大量に飲んだ日は以上のことに気を付けて、ゆっくり休むようにしましょう。
【効果別】二日酔いが楽になる姿勢
では二日酔いになってしまったとき、どういった姿勢でいるのがいいのでしょうか?
ここでは、寝たきりや座ったままのときにおすすめの楽な姿勢をいくつか紹介します。
1. 頭痛と胃の不快感軽減:頭を少し高くして仰向け寝
ベッドに仰向けに寝転がり、頭を少し高くして枕を使います。
この姿勢は頭痛を軽減し、胃の不快感を和らげます。冷たいタオルを額に置くことも助けになります。
2.リラックス:背もたれを使って椅子に座る
椅子に座り、背もたれを使って体を後ろに傾けます。頭を支えるためにクッションを使用することもできます。
この姿勢は背中の筋肉を緩め、リラックスさせます。
3. 頭痛軽減:脚を壁に対して直角に立てて寝転がる
ベッドに仰向けに寝転がり、脚を壁に対して直角に立てます。
これにより血流が改善し、頭痛の軽減します。。
4.足のむくみ軽減:椅子に座りながら脚を伸ばす
椅子に座り、脚を伸ばしてテーブルなどに置きます。膝を少し曲げても構いません。
この姿勢は足のむくみを軽減し、体をリフレッシュします。
二日酔いのときは以上のように楽な姿勢で過ごすようにしてください。
ただし、個人差があるため、自身の体調に合わせて調整してください。
【二日酔いを緩和する】ストレッチ・エクササイズ4選
二日酔いのときは動きたくないですよね。楽な姿勢でゆっくり休むことも大事ですが、症状が少し落ち着いてから、簡単なストレッチやエクササイズをすることも症状緩和に役立ちます。
では、ここでは二日酔い時におすすめのストレッチとエクササイズを紹介していきます。
1. ネック・ロール(首回し)
<やり方>
1.背中をまっすぐにして座り、ゆっくりと首を左から右に回します。
2.15回ずつ反時計回りと時計回りに繰り返します。
これにより、首のこりを緩和し頭痛を軽減します。
2. ショルダー・シュラッグ(肩の上げ下げ)
<やり方>
1.直立した姿勢で立ち、肩を上下に動かします。
2.10回ずつ繰り返します。
この運動は肩の緊張をほぐし、ストレスを軽減します。
3. レッグ・リフト(足上げ)
<やり方>
1.座ったままで膝を曲げ、足を床から持ち上げて膝を伸ばします。
2.10回ずつ繰り返します。
この運動は脚の血行を改善し、だるさを軽減します。
4.ディープ・ブレス(深呼吸)
<やり方>
ゆっくりと息を吸い込み、ゆっくりと吐き出します。
深呼吸は体の酸素供給を増やし、リラックス効果をもたらします。
これらのストレッチやエクササイズは二日酔いの症状を緩和するのに役立つので、お試しください。
ただし、体調に合わせて行うことが大切です。無理な運動は避けて十分な休息と水分補給を摂りながら行いましょう。
【症状別】二日酔いの対策
二日酔いといっても、症状には個人差がありますよね。頭痛がある人、胃もたれがある人、どちらもある人など…。そこで、ここでは症状別におすすめの対策を紹介していきます。
頭痛がひどいとき
頭痛がひどいときは水分補給が重要になってきます。ただし、飲みすぎは胃液の逆流を招く可能性があるので気を付けましょう。
<おすすめ>
スポーツドリンク、経口補水液、野菜ジュース、しじみの味噌汁、コーヒー、緑茶など
※吐き気・胃もたれがある場合はコーヒーや緑茶などのカフェイン類は控えてください。
吐き気・胃もたれがひどいとき
吐き気や胃もたれがひどい場合には、お薬(胃薬)が手っ取り早い改善方法ですが、お薬を飲みたくない場合はしっかりと水分補給(常温orホット)をし、なるべく脂っこいものや刺激物を避け、あっさりとした食事を摂るようにしましょう。
<おすすめ>
うどん、おかゆ、バナナ、ハーブティー、野菜ジュースなど
※冷たい飲み物は胃を刺激し、消化不良になってしまうのでお気を付けください。
下痢がひどいとき
下痢のときは、胃腸をしっかり休めることが大事です。胃腸を休めるために、脂質が少ない消化のいい食べ物を食べましょう。また、下痢で脱水症状が悪化してしまう場合もあるので、水分補給はしっかり行いましょう。
だるい・起き上がるのがツラいとき
お酒を飲んだ翌朝起きるとだるいときは、安静(楽な姿勢)でいるのが一番です。基本的には消化に良いものや栄養補給、水分補給をして回復するといいでしょう。
ただ、「食べるのも無理」な人は無理に食事はせず、こまめに水分補給をして体を休ませるようにしましょう。
まとめ
二日酔いにならないようにするには、お酒を飲みすぎないことが一番!
しかし、つい飲みすぎて、つらい二日酔いがきて、頭痛や吐き気などの症状が出てきてしまうこともあるでしょう。
そんなときはぜひ、今回紹介したような姿勢でゆっくりお休みください。