もうすぐ秋の彼岸ですね。2023年、秋の彼岸は9月20日~26日だそうです。
彼岸とは、日本の雑節のひとつで、年に2回(春と秋)にあり、自然やご先祖様に感謝を捧げる仏教の伝統行事です。
彼岸にお供えするおはぎってダイエット向きの食品なんです。実はおはぎに使われているあんこにはすごいチカラが隠されていました。
今回は、あんこの知られざるチカラとおはぎをよりヘルシーに食べる方法をご紹介していきます。
お彼岸に食べるのは「ぼたもちとおはぎ」どっち?
実はぼたもちもおはぎも同じ食べ物です。しかし、時期によって呼び名が変わります。
というのもお彼岸は春と秋に行われます。春の花として知られる牡丹の花に似ていることから春のお彼岸では「ぼたもち」、秋は荻の花で知られていることから「おはぎ」と呼ばれているようです。
また、地域によってはぼたもちには粒あん、おはぎにはこし餡を使うなど定義がさまざまであるため、粒あんであればぼたもちでこし餡ならおはぎと認識していることもあるようです。
いずれにせよ、小豆の赤が邪気を払う効果があるとしてお彼岸でお供えされていることは共通していますね。
おはぎのカロリーと糖質量は?
おはぎの1個(100g)あたりのカロリーは約230kcalで、糖質は約50gです。
これを聞いて「ダイエットに不向き」と思った方もいるかもしれません。
しかし、ほかの和菓子を比較すると
最中 | 約285kcal | 約63g |
ようかん | 約295kcal | 約67g |
まんじゅう(蒸し) | 約260kcal | 約56g |
大福 | 約235kcal | 約50g |
とおはぎの方がカロリーも糖質も少ないことがわかります。
さらに、おはぎに使われるあんこにはたくさんの栄養が含まれ、ダイエットにも健康にもうれしい効果がたくさんあるんです。
あんこに含まれるうれしい栄養素と効果
ポリフェノールが豊富 | 抗酸化作用 |
食物繊維が豊富 | 便秘改善 |
サポニンが豊富 | むくみ解消、アンチエイジング効果 |
鉄分、イソフラボンが豊富 | 貧血予防、美肌効果 |
タンパク質、ビタミンB群が豊富 | 疲労回復効果、代謝を助ける |
身体にうれしい効果がたくさんありますね!
粒あんとこしあん、どっちがいいの?
粒あんとこしあん、ダイエット向きなのはどちらでしょうか?
粒あんは小豆の粒の形を残して炊き上げた小豆で、こしあんは炊き上げた小豆を裏ごしして皮を取り除いた小豆になります。
同じ糖度でも甘味を感じやすいのは粒あんです。
また、粒あんは小豆の皮を残して作られているので、ポリフェノール、サポニン、ビタミンB群が豊富に含まれており、上述した通り、ダイエットに効果的といえるでしょう。
おはぎをヘルシーに食べる方法
通常、おはぎはあんこともち米で作られます。
ダイエット中は手作りのものであるとかなり糖質を抑えられます。手作りする際は、以下のもので代用すると、よりヘルシーになります。
もち米⇒玄米、雑穀米、オートミール、おからなど
砂糖 ⇒ラカントや糖質ゼロの甘味料など
いかがでしたでしょうか?
おはぎってこんなにすごいチカラがあったんですね。
ダイエット中はただでさえ、ストレスがたまりやすいので、我慢はせずに、ダイエット向きのおはぎを取り入れてみてはいかがでしょうか?