ラクトフェリンとはどういったもの?
ラクトフェリンって、そもそも何?
「母乳のなかにいるんだよ」「タンパク質の一種だよ」
ラクトフェリンとは、主に哺乳類の乳中、つまり母乳や牛乳に含まれている糖タンパク質のことです。糖タンパク質とは、タンパク質に糖が結合したもので、より体内に吸収されやすくなっています。
ラクトフェリンはどういった作用があるの?
ラクトフェリンはどんな効果があるの?
「内臓まわりについた脂肪を減らすよ」「腸内環境を改善するよ」
ラクトフェリンには内臓脂肪を低減する作用があることがわかってきました。食べ過ぎると、体内では摂り過ぎた脂質や余った糖質から脂肪が合成され、脂肪細胞に蓄えられます。逆にお腹が空いてエネルギーが足りないと、脂肪細胞から分解された脂肪がエネルギー源として体内に放出されます。ラクトフェリンは、この脂肪合成を抑制し、脂肪分解を促進する作用によって内臓脂肪を低減している可能性があります。また、ラクトフェリンには良い菌をとどめて腸内環境を整える効果もあるようです。食物繊維の多い食品やヨーグルトなど腸内環境改善に良い菌を含む食材と一緒に摂ると、便通も良くなります。
ラクトフェリンはどのくらいのダイエット効果があるの?
ラクトフェリンを飲むとどのくらいダイエットに効くの?
「ぽっちゃり体型の人の体重を数kg減らすみたい」
ラクトフェリンを腸で溶けるように加工したタブレットを、年齢30~62歳でBMIが25以上のぽっちゃり体型の成人男女30名に2ヵ月間摂取させる研究が行われました。その結果、腹部内臓脂肪面積は平均12.8cm2、腹囲は3.4cm、体重は2.5kgそれぞれ減少したと報告されています(小野 知二, 村越倫明:ラクトフェリンによる脂質代謝の制御. 化学と生物 2011: 49(1); 15-21)。
ラクトフェリンはダイエットにどんな人におすすめ?
ラクトフェリンでどんな人におすすめなの?
「ウエストが気になる人だね」「便通がイマイチな人にもね」
ラクトフェリンにはお腹まわりの内臓脂肪を低減させる効果があるので、メタボリックシンドロームや腹囲周りなどが気になる方にオススメです。また、ラクトフェリンは腸内環境の改善をサポートするので、お腹の調子が良くない方、便秘がちの方にもオススメです。
ラクトフェリンはどのように摂ればいいの?
ラクトフェリンはどのように摂ればいいの?
「腸まで届けてあげてね」
ラクトフェリンがその効果を発揮するためには、腸まで届ける必要があります。しかし牛乳を飲むことでラクトフェリンを摂取しようとすると、胃でラクトフェリンが消化されて腸まで届きません。そこで、ラクトフェリンは腸で溶ける加工がされているサプリでの摂取がオススメです。
ラクトフェリンの使用上の注意は?
ラクトフェリンを摂るときの注意点はある?
「飲み過ぎはよくないよ!続けて適量ね!」
ラクトフェリンはたくさん摂取しすぎると肝臓に負担がかかりすぎるのでよくありません。パッケージに記載されている目安量よりも多く飲むことは止めましょう。一度に多く摂るのではなく、長く継続して適切な量を飲み続けることの方が重要です。