今一番ストレスを感じること第一位は「将来について」で約48%。ストレス解消法に行っていること第一位は「食べる」で約45%と回答。( ※ 一番多かった回答より ) |
今回、「ストレス」についてアンケート調査を行いました。
皆さんのストレス度合やどういったことにストレスを感じているのか、どういった解消法を行っているのか聞いています。身近にいる上司、部下、同僚、友人、家族などがどのようなことにストレスを感じているのか、みんながどういうストレス解消法を行っているのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アンケートの結果
アンケートは656名の方にご協力いただきました。年代も性別、職種もバラバラです。
今回の結果から驚くべき傾向がわかりました。
以下の通りになっております。
- 調査テーマ:ストレスについて
- 調査方法:インターネット
- 調査期間:2023年1月30日~2月6日
- 調査対象者:20歳以上 656名
ストレスの度合
Q.1:あなたの現在のストレス度について 6段階で評価してください。 ※「0」はストレスがまったくない状態で、「5」はストレス過多の状態です。 |
全体で見ると「0」と回答した方が8名、「1」と回答した方が71名、「2」と回答した方が112名、「3」と回答した方が189名、「4」と回答した方が189名、「5」と回答した方が87名になりました。
「3」以上を選択した方が全体で465名おり、約70.9%にのぼります。
また、全体のストレス度スコアが平均が3.13となり、ストレスを感じている方が多い傾向が読み取れます。
年代別
年代別に見たときに、どういった違いがあったのでしょうか?
20代から60代まで見てみましょう!
全体のストレス度合の平均が3.07に対し、ストレス度合が最も低いのは60代の2.62でした。
また、ストレス度合が「0」、「1」を選択している人の割合が全体で12%でしたが、60代では20%となりました。
歳を重ねることで受け止め方が違うんでしょうか。見習いたいものです。
職業別
大きな違いはありませんでした。年代別はでましたが、職種では大きな違いはないようですね。
ストレスの原因
Q.2:どのようなことにストレスを強く感じますか?(複数回答可) |
総合ランキングトップ10
もっともストレスを感じているのは「将来について」、次いで「収入」「職場の人間関係」となりました。全体の半数近くが、「将来について」「収入」について、ストレスを感じているということになり、給料が上がらない世の中に不安を感じている人が多数いるということがわかりました。
「その他」の回答では、以下のものがありました。
- 「マンションの上階部屋の足音物音がうるさい」(60代/女性)
- 「転職と引っ越しの準備」(30代/女性)
- 「人の悪しき波動」(30代/男性)
- 「道路上のマナーの悪い車両」(50代/男性)
- 「両親が高齢になり、心配事が増えている」(50代/女性)
- 「主人の些細な行動」(50代/女性)
- 「人混み」(30代/男性)
- 「推しに会えない」(40代/女性)
- 「スケジュールの空きが少ない」(20代/女性)
などなど、こうしてみるといろいろなことがストレスの原因となりうるのがわかります。周りの方に迷惑だけはかけないよう注意していきましょう。
年代別
年代別に見たときに、どういった違いがあったのでしょうか?
60代はもともとストレス度合が他の世代より低いせいか、他世代と比較したときに特筆して高いものはありませんでした。
他の世代と比較すると、20代は「職場の人間関係」、「通勤」、「満員電車」、「恋人関係」、「友人関係」が高く、30代は「職場環境」、「業務内容」、「家族関係」が高く、40代は「ノルマ/仕事量」、「収入」、「親戚付き合い」が高く、50代は「ご近所付き合い」が高い結果となりました。
こうしてみると、仕事に関するストレスは年代によって変化していき、仕事に慣れていくほどに業務内容やノルマ/仕事量の負荷は大きくなり、それがストレスになってしまっているようですね。
また、職場の人間関係は60代を除き、20代から50代で同じくらいの割合であり、どの年代でも悩むものだというのがわかりました。
職業別
職種別で見たときに比較したときに高くなったものをまとめました。
働いていない方は「将来について」「家族関係」「恋人関係」「友人関係」が高く、立ち仕事の方は「職場環境」「労働時間」「ノルマ/仕事量」が高く、座位仕事の方は「職場の人間関係」「業務内容」が高い傾向にあることがわかりました。
立ち仕事・座位仕事の方は立ち仕事と座位仕事のそれぞれの間の傾向になり、特別高いものはないという結果になりました。
ストレス解消方法
Q.3:ストレスの解消方法について あなたがストレス解消時に行っているものすべてお選びください。(複数回答可) |
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もっとも行われているストレス対策は「食べる」、次いで「寝る」「誰かに愚痴る・話す」となりました。これらはすぐにできるという特徴があり、日常的にストレス解消を行っていることがわかりますね。
「その他」の回答では、以下のものがありました。
「プラモ作成」(50代/男性)
「パン作り」(50代/女性)
「車で暴言吐く」(30代女性)
「趣味のエキストラの現場に行く。」(50代/男性)
「断捨離」(30代/女性)
「読書、映画、推しの時間、ボーッとする」(40代/女性)
「アニメにどっぷりハマる」(20代/男性)
「動物園や美術館に行く」(40代/女性)
などなど、皆さん好きなこと・趣味に時間を使ったり、リラックスしたり、ストレスを解消するようにしているようですね。
年代別
他世代と比較したときに高かったものの代表例をまとめました。
60代はもともとストレス度合が他の世代より低いせいか、ストレス対策を「何も行っていない」傾向が高いことがわかりました。
また、20代は「物を投げる、叩く」「書きなぐる」「泣く」「カラオケ」「サウナで汗をかく」が高く、30代は「寝る」「マッサージ」「深呼吸をする」「自然に触れる」「食べる」「運動する」「ショッピング」が高く、40代は「散歩」「掃除」が高く、50代は「お酒を飲む」「たばこ」が高い傾向があることがわかりました。
年代別で見たときもストレス解消法には大きな違いがあるようですね。
職業別
職種別で見たときに比較したときに高くなったものをまとめました。
働いていない方は「泣く」「運動する」が他より高く、立ち仕事の方は「カラオケ」「踊る・ライブに行く」「お酒を飲む」「食べる」が他より高く、座位仕事の方は「寝る」「マッサージ」「散歩」「サウナで汗をかく」が他より高く、立ち仕事・座位仕事半々の方は「誰かに愚痴る・話す」「書きなぐる」「深呼吸する」が他より高い傾向があることがわかりました。
それぞれ職種柄、動く機会が多い場合と少ない場合で対策にも違いがあるようですね。
ストレスによる体のサイン
今回のアンケートの結果より、ストレスを感じている方が多くいらっしゃることがわかりました。
ではストレスをためすぎると、どういった変化が見られるでしょうか?
<ストレスにによる変化>
- 眠れない、途中で起きてしまう、寝すぎ
- 食欲がない、食べ過ぎる
- 疲れやすい、だるい
- お腹が痛い
- 便秘・下痢
- 頭痛・頭が重い
- 集中できない
- やる気が出ない
- いらいらする
- マイナス思考になる
など何かしらのサインがでています。こういったサインが出ているからといってすべてがそうではありませんが、気づかないまま放置してしまうとさらに調子を崩してしまう可能性があるので、サインを見落とさないよう、気を付けていきましょう。
ストレスを感じたら、仲のいい人とお話するのもいいですし、自分の好きなものに時間を割いたり、外を軽く散歩するのもいいでしょう。休息をとるか、気分転換をするなどして自分の心をいたわるようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アンケートの結果より思った以上にストレスを感じている方が多くいらっしゃることがわかりましたね。人によってどんなことにストレスを感じるのか、ストレス解消法もさまざまです。
あくまで参考ですが、身近にいる上司、部下、同僚、友人、家族などがどのようなことにストレスを感じやすいのかわかれば、関わり方において少しは意識しやすいかもしれません。
ストレスは生きていく中で切っても切れないものです。そのストレスとどう付き合っていくか、解消する方法も一つではないので、いろいろなことをやってみて、あなたに合ったストレス解消法を行っていきましょう。