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1
好きなものから食べる
くせがある。
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2
これは
くせになるおいしさだ。
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3
この青汁は
くせがなくて飲みやすい。
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4
上司は酒
ぐせが悪い。
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5
潔
ぺき症だから人が握ったおにぎりは無理。
お腹が空くと、ついついお肉ばかり食べちゃうんだよね~

その偏った食習慣を見直すことが、ダイエット成功への第一歩じゃよ

校長先生
答え
癖
解説
「癖」という漢字を構成する「辟」には「偏る」という意味があります。
もともと「癖」は「消化不良」を意味していましたが、そこから転じて好み・習癖として使われるようになり、「一方に偏る癖」を表すようになりました。
ちなみに、象形としては「曲刀で尻の肉を切り取る刑罰」の意味だそうです。そんな恐ろしい刑罰があったとは驚きですね……!
食事の「癖」も、行き過ぎるとダイエットや健康を阻む恐ろしい敵になります。
食事の三大栄養素は「糖質(炭水化物)」「脂質」「タンパク質」です。今回は、食事がそれぞれに偏ってしまった場合にどうなるか見ていきましょう。
あなたの脂肪がなかなか落ちない原因が分かるかもしれませんよ。
①糖質に偏った場合
糖質は「ごはん」「パン」「芋」「砂糖」など、主食系の食べ物や、砂糖を使った甘いお菓子に多く含まれます。
摂取した糖質はすぐにエネルギー源として消費されるか、グリコーゲンとして体内に蓄えられ、必要なときに使われます。しかし、糖質をグリコーゲンとして蓄えられる量には限度があり、摂り過ぎた分は脂肪に変換されて体に溜まっていきます。
このように、食事が糖質に偏ることは、体脂肪が増える原因となります。
②脂質に偏った場合
脂質は、肉の脂身や調理に使う油などに多く含まれます。
糖質(炭水化物)やタンパク質の1gあたりのカロリーが4kcalなのに対して、脂質は9kcalと、効率の良いエネルギー源となります。また、軽くて体内にたくさん溜めておけるため、
摂りすぎると使われないまま溜まっていくことになります。
③タンパク質に偏った場合
タンパク質は肉や魚、大豆などに多く含まれます。
タンパク質は本来、体を作ったり、体の調子を整える酵素を作ったりするのに使われますが、摂り過ぎた分は脂肪に変換されて体に蓄積されます。
「筋肉をつけるため!」「お肉が好き!」とタンパク質を過剰に摂ってしまうと、筋肉がつくどころか脂肪として蓄積されてしまうのです。
つまり、「糖質」「脂質」「タンパク質」……どれに偏っても余分な分は脂肪に変換・蓄積して太ってしまいます!
無駄な脂肪を増やさないためには、バランス良く摂ることが大事です。
30~49歳の男性の場合、1日の摂取カロリーのうち「炭水化物が50~65%」「脂質が20~30%」で、「タンパク質が65g」とされています。
これだと少しイメージしにくいため、国が発表している「食事バランスガイド」も参考にしてみてください。1日に「主食を5~7つ程度」「副菜(野菜など)を5~6つ程度」「主菜(肉や魚など)を3~5つ程度」食べるのが理想です。

どうして食事バランスに気を付けないといけないかというと、主にエネルギー源となる炭水化物、脂質、体づくりの材料であるタンパク質だけでなく、体の調子を整え、脂肪の代謝を促すためのビタミン・ミネラルも摂る必要があるからです。
また、バランスの良い食事としてカロリーが低く食物繊維が豊富な野菜などの副菜を摂ることで満腹感が得やすくなり、食べ過ぎを防ぐことができますよ。
以上、食事のバランスについて紹介しました。あなたの食事は大丈夫でしたか?
今日からさっそくバランスを意識した食生活にチャレンジしてみましょう!